Lenovo ThinkPad X1 Carbon Gen 12 (Intel Core Ultra 7 155H) 製品レビュー


1
00:00:05,105 –> 00:00:07,273
こんにちは、みくちゃんねるです。

2
00:00:07,273 –> 00:00:14,347
今回は、レノボのフラッグシップノートパソコンである
ThinkPad X1 Carbon Gen 12を購入したので、

3
00:00:14,347 –> 00:00:15,782
レビューしていきます。

4
00:00:15,882 –> 00:00:22,489
Lenovoが展開するノートパソコンは用途に応じて
細かすぎるくらい細かく選べるようになっていますが、

5
00:00:22,489 –> 00:00:25,425
今回購入したThinkPad X1 Carbonは、

6
00:00:25,759 –> 00:00:29,929
その中でもビジネス用途向けの
フラッグシップモデルになります

7
00:00:29,929 –> 00:00:35,301
スペックは後述しますが、
購入価格は割引後の価格で約30万円です

8
00:00:35,435 –> 00:00:39,272
従来までのThinkPad X1 Carbonと比べると、

9
00:00:39,272 –> 00:00:45,445
新たに省電力性に優れたIntel Core Ultraシリーズの
CPUを採用したことで、

10
00:00:45,445 –> 00:00:49,683
画面サイズを維持しながら
筐体のサイズが小さくなっており、

11
00:00:49,683 –> 00:00:52,452
より持ち運びやすいモデルとなりました。

12
00:00:52,452 –> 00:00:59,893
私はこれまで、同じくThinkPad X1シリーズの
2-in-1モデルであるX1 Yogaを使っていました。

13
00:00:59,893 –> 00:01:06,433
しかし、しばらく使ってみて、あまり
2-in-1を活かした使い方をすることがなかったので、

14
00:01:06,433 –> 00:01:10,136
今回は、より軽量なX1 Carbonを購入してみました。

15
00:01:10,136 –> 00:01:15,308
これまで使っていたモデルはだいぶ古いので
性能面での比較はできませんが、

16
00:01:15,308 –> 00:01:19,45
キーボードやディスプレイなどの違いを
合わせて見ていきたいと思います。

17
00:01:19,79 –> 00:01:21,481
まずは付属品の紹介です。

18
00:01:21,481 –> 00:01:27,787
付属品は本体と充電器、保証書等の書類のみで、
非常にシンプルです。

19
00:01:27,787 –> 00:01:31,624
充電器は65W出力のものとなっています。

20
00:01:31,624 –> 00:01:36,930
スリムタイプを選択したので、
そうでないタイプに比べると一回り小さいですが、

21
00:01:36,930 –> 00:01:40,667
それでも65W出力の充電器にしては大きいです。

22
00:01:40,667 –> 00:01:46,906
同じく65W出力でありながら非常にコンパクトな
AnkerのnanoⅡを持っているので、

23
00:01:46,906 –> 00:01:49,876
付属の充電器を使うことはなさそうです。

24
00:01:49,876 –> 00:01:52,679
続いて、インタフェースの紹介です。

25
00:01:52,679 –> 00:01:58,284
左側面には、USB3.2 Gen1対応のType-Aポートが1つと、

26
00:01:58,284 –> 00:02:01,688
Thunderbolt4対応のType-Cポートが2つあります。

27
00:02:01,855 –> 00:02:10,196
右側面にはセキュリティホール、HDMIポート、
USB3.2 Gen1対応のType-Aポート、

28
00:02:10,196 –> 00:02:14,467
イヤホンジャック、電源ボタンが
それぞれ1つずつとなっています。

29
00:02:14,467 –> 00:02:16,936
今回は選択しませんでしたが、

30
00:02:16,936 –> 00:02:21,975
4G LTEや5Gに対応するSIMスロットを
追加することも可能です。

31
00:02:21,975 –> 00:02:24,844
それでは中身を見ていきたいと思います。

32
00:02:24,844 –> 00:02:31,17
天板は指1本で開閉が可能で、キーボード側が
持ち上がってこないような設計になっています。

33
00:02:31,17 –> 00:02:35,255
ディスプレイ上部にはコミュニケーションバーが
搭載されており、

34
00:02:35,255 –> 00:02:39,25
少し出っ張った部分にカメラ及びマイクが
搭載されています。

35
00:02:39,25 –> 00:02:41,828
カメラについてはカスタマイズが可能で、

36
00:02:41,828 –> 00:02:47,867
今回レビューするモデルは人感センサ付きの
約800万画素の4Kカメラとなっています。

37
00:02:47,901 –> 00:02:55,8
人感センサが搭載されているため、
PCの前から離れると画面が消灯してロックがかかり、

38
00:02:55,8 –> 00:03:00,613
PCの前に戻るとWindows Helloの顔認証が
自動的に始まるため、

39
00:03:00,613 –> 00:03:02,682
セキュアかつスムーズな復帰が可能です。

40
00:03:02,682 –> 00:03:06,619
また、物理的なプライバシーシャッターが
搭載されています。

41
00:03:06,619 –> 00:03:13,159
個人的には、出っ張り自体はいいのですが、
天板の素材はカーボンで統一してほしかったです。

42
00:03:13,159 –> 00:03:18,365
ちなみに1つ前のGen 11はカメラ部分が
少しだけ出ている程度でした。

43
00:03:18,365 –> 00:03:22,702
今回のモデルから4K対応のカメラを
搭載可能になったので、

44
00:03:22,702 –> 00:03:28,408
これを埋め込むためのスペースとして今回のような
大きな出っ張りが必要になったのでしょうか。

45
00:03:28,441 –> 00:03:34,447
ディスプレイはマルチタッチ対応の
2.8K有機ELディスプレイを選択しました。

46
00:03:34,447 –> 00:03:38,385
有機ELディスプレイでもアンチグレアタイプ
となっているのが珍しいです。

47
00:03:38,385 –> 00:03:41,588
タッチパネルは今のところ必要ないのですが、

48
00:03:41,588 –> 00:03:47,660
Copilot+ PCの登場など、
AIに触れる機会が増える可能性を考え、

49
00:03:47,660 –> 00:03:53,266
入力方式はできるだけ多い方が良いと思ったので、
タッチ対応のモデルにしました。

50
00:03:53,266 –> 00:03:57,504
パソコンモニターとして
有機ELディスプレイを使うのは初めてで、

51
00:03:57,504 –> 00:04:02,976
特にタスクバー周りの焼き付きが心配ですが、
どうなるか見守っていきたいと思います

52
00:04:03,9 –> 00:04:10,850
これはX1 Carbonシリーズの旧モデルから継続ですが、
これまで16:9のディスプレイを使ってきたので、

53
00:04:10,850 –> 00:04:15,955
同じ14インチでも16:10は画面が大きく見え、
使いやすいです。

54
00:04:15,989 –> 00:04:21,494
キーボードは、これまで独立して搭載されていた
指紋認証センサが統合されました。

55
00:04:21,494 –> 00:04:26,66
これにより、PrtScキーの位置がF9キーに
変更となりました。

56
00:04:26,66 –> 00:04:34,140
従来モデルではAltキーとPrtScキーが並んでおり、
スクリーンショットがしやすい設計となっていたことと、

57
00:04:34,140 –> 00:04:39,579
認証はWindows Helloの顔認証がメインで
指紋認証センサは使わないことから、

58
00:04:39,579 –> 00:04:41,414
この変更は残念です。

59
00:04:41,414 –> 00:04:46,686
ちなみに、指紋認証センサーは周りの
キーボードと同じように見えますが、

60
00:04:46,686 –> 00:04:47,587
押し込みはできません。

61
00:04:47,587 –> 00:04:53,259
また、FnキーとCtrlキーの位置が入れ替わって、
一般的な並びになったり、

62
00:04:53,259 –> 00:04:59,399
ブラインドタッチでもキーが判別しやすいよう、
要所要所にポジションバーが追加されています。

63
00:04:59,399 –> 00:05:04,371
筐体の大幅な変更により、
キーボードの打ちやすさがどう変わったのか心配でした。

64
00:05:04,371 –> 00:05:10,944
X1 Yogaは180度以上開くとキーボードが沈み込む
機構(現行モデルは廃止)を採用していたからか、

65
00:05:10,944 –> 00:05:15,448
押した後の戻りが弱めだったのですが、
これと比較すると、

66
00:05:15,482 –> 00:05:20,320
X1 Carbon Gen12のキーボードは
しっかりとした打ち心地で、

67
00:05:20,387 –> 00:05:22,389
こちらのほうが打点感があり満足です。

68
00:05:22,389 –> 00:05:27,961
タッチパッドは、本モデルから採用となった
触覚タッチパッドを選択しました。

69
00:05:27,961 –> 00:05:30,597
従来の3ボタンクリックパッドだと、

70
00:05:30,597 –> 00:05:35,435
真ん中のキーを押すと押していることを
視覚的に表現してくれていたのですが、

71
00:05:35,502 –> 00:05:40,306
触覚タッチパッドの場合、
押したことは振動で分かるのですが、

72
00:05:40,306 –> 00:05:43,810
ディスプレイ上からは判断が
つかなくなってしまったようです。

73
00:05:43,810 –> 00:05:49,816
慣れの問題かもしれないですが、
触覚タッチパッドを使っていて不満が1つありました。

74
00:05:49,816 –> 00:05:55,255
従来のトラックポイントボタンがあった箇所は、
クリックのみに対応しており、

75
00:05:55,255 –> 00:05:57,323
カーソルの移動やジェスチャーには使えません。

76
00:05:57,323 –> 00:06:03,930
中央だけ突起がありますが、左右は触れるだけでは
そこがクリック専用の場所であることがわからないです。

77
00:06:03,963 –> 00:06:09,269
これにより、タッチパッドに触れているはずなのに
反応しないということが度々あり、

78
00:06:09,269 –> 00:06:10,537
ストレスになりました。

79
00:06:10,537 –> 00:06:16,710
タッチパッドの設定からタッチパット上部のトラック
ポイントボタンを無効にすることも出来るのですが、

80
00:06:16,710 –> 00:06:21,14
その場合は、タッチパッド上部で右クリックを
することが出来なくなります。

81
00:06:21,14 –> 00:06:25,652
これは、カーソル移動をトラックポイントと
タッチパッドの両方を使う私にとっては

82
00:06:25,719 –> 00:06:27,253
とても困りました。

83
00:06:27,253 –> 00:06:31,825
トラックポイントボタンのあった箇所も、
タッチパッド下部と同様に、

84
00:06:31,825 –> 00:06:36,62
クリックした場合と、触れるだけの場合で
挙動を変えてほしいと思いました。

85
00:06:36,62 –> 00:06:38,598
続いて、スペックの紹介です。

86
00:06:38,598 –> 00:06:43,470
CPUは、Intel Core Ultra 7の155Hプロセッサで、

87
00:06:43,503 –> 00:06:47,273
メモリはLPDDR5Xの32GBです。

88
00:06:47,340 –> 00:06:51,11
ストレージはPCIe Gen4の512GBです。

89
00:06:51,11 –> 00:06:55,648
Intel Core Ultraシリーズには
UプロセッサとHプロセッサがありますが、

90
00:06:55,648 –> 00:06:58,852
上位モデルとなるHプロセッサを選択しました。

91
00:06:58,852 –> 00:07:04,224
ThinkPad X1 Carbonは薄型軽量の
ビジネス向けモデルのため、

92
00:07:04,224 –> 00:07:11,264
Hプロセッサを選択してもCPUの性能を
最大限引き出すことは設計上難しいと考えています。

93
00:07:11,264 –> 00:07:16,202
しかし、内蔵グラフィックはHプロセッサのみ
Intel Arcとなっており、

94
00:07:16,202 –> 00:07:20,40
Uプロセッサと比べるとコア数ベースで
倍の差があります。

95
00:07:20,40 –> 00:07:25,245
そのため、倍とはいかなくともその恩恵を
受けられる可能性が高いと考え、

96
00:07:25,245 –> 00:07:27,580
Hプロセッサを選択しました。

97
00:07:27,580 –> 00:07:32,452
1つ前の世代のGen 11では
Uプロセッサのみとなっていました。

98
00:07:32,452 –> 00:07:34,220
これは推測ですが、

99
00:07:34,220 –> 00:07:40,860
さらにもう1つ前のGen 10でPプロセッサ搭載モデルが
あまり性能を引き出せなかったことから、

100
00:07:40,860 –> 00:07:44,297
一旦、Uプロセッサだけに
絞ったのではないかと思います。

101
00:07:44,297 –> 00:07:47,367
Core Ultraの省電力性のおかげなのか、

102
00:07:47,400 –> 00:07:53,206
Gen 12では再び上位のHプロセッサを
選択出来るようになってくれて、本当に良かったです。

103
00:07:53,239 –> 00:07:55,508
続いて、ベンチマーク結果となります。

104
00:07:55,508 –> 00:08:04,918
測定は、CineBench R23と3DMark Night Raid、
FINAL FANTASY XV、CrystalDiskMarkの4つで行いました。

105
00:08:04,918 –> 00:08:11,424
なお、測定時は電源アダプタに接続し、
パフォーマンスを優先したモードで行っています。

106
00:08:11,424 –> 00:08:14,227
まずは、CineBench R23の結果です。

107
00:08:14,227 –> 00:08:19,733
シングルコアは1631、
マルチコアは11046でした。

108
00:08:19,733 –> 00:08:23,69
続いて、3DMark Night Raidの結果です。

109
00:08:23,103 –> 00:08:29,909
グラフィックスコアは34048、
CPUスコアは11724で、

110
00:08:29,909 –> 00:08:33,346
総合スコアは26483でした。

111
00:08:33,346 –> 00:08:36,616
次に、FINAL FANTASY XVの結果です。

112
00:08:36,616 –> 00:08:42,922
フルHDの標準品質でスコアは3860で、
評価は普通でした。

113
00:08:42,922 –> 00:08:47,93
CineBench R23については、調査したところ、

114
00:08:47,93 –> 00:08:54,934
Intel Core Ultra 7 155Hを搭載している場合、
マルチコアが15000を超えることもあるようなので、

115
00:08:54,934 –> 00:08:59,506
やはり、155Hの持つ最大限のパフォーマンスは
出せていないようです。

116
00:08:59,506 –> 00:09:05,178
とはいえ、これはモバイル向けノートパソコン以外の
結果も含めてであることに加え、

117
00:09:05,178 –> 00:09:07,847
それでも10000を優に超えているため、

118
00:09:07,881 –> 00:09:12,52
普段使いではストレスなく使うことが
出来るのではないかと思いました。

119
00:09:12,52 –> 00:09:17,157
グラフィック性能に関しては、
FINAL FANTASY XVのスコアを見ても、

120
00:09:17,157 –> 00:09:23,29
旧世代のCore i7のPシリーズや
Core UltraのUシリーズよりも大きな値が出ていました。

121
00:09:23,29 –> 00:09:26,599
そのため、グラフィック性能を気にするのであれば、

122
00:09:26,599 –> 00:09:31,805
Intel Core Ultraシリーズの
UプロセッサとHプロセッサが選択可能な場合、

123
00:09:31,805 –> 00:09:35,342
Hプロセッサを選択する意味は大きいと感じました。

124
00:09:35,342 –> 00:09:43,817
ちなみに、ThinkPad X1 Carbon Gen 12の場合、
155Uと155Hの価格差は1万円程度なので、

125
00:09:43,817 –> 00:09:47,187
コストパフォーマンスで見ても
良い選択ではないでしょうか。

126
00:09:47,187 –> 00:09:50,623
最後に、CrystalDiskMarkの測定結果です。

127
00:09:50,623 –> 00:09:56,996
内蔵SSDに関しては、後で換装するつもりでいたので、
あまり気にしていなかったのですが、

128
00:09:56,996 –> 00:10:01,735
PCIe Gen4らしいスコアが出ており、
十分ではないかと思います。

129
00:10:01,735 –> 00:10:02,769
まとめです。

130
00:10:02,769 –> 00:10:08,375
指紋認証センサの位置やタッチパッドなど、
気になる点はいくつかありましたが、

131
00:10:08,375 –> 00:10:12,612
全体的に見て、完成度の高い仕上がりに
なっていると思います。

132
00:10:12,612 –> 00:10:18,518
特に、Intel Core UltraのHプロセッサに
搭載されているIntel Arcのおかげで、

133
00:10:18,518 –> 00:10:25,258
内蔵GPUのみのIntel搭載ノートパソコンの
弱みだったグラフィック性能が大幅に向上しており、

134
00:10:25,258 –> 00:10:28,928
多少重めのゲームでもプレイできそうなところが
よかったです。

135
00:10:28,928 –> 00:10:35,101
価格面では、他の同程度のスペックの製品と比べると
だいぶ高いと感じますが、

136
00:10:35,101 –> 00:10:41,174
軽量薄型でも豊富なインタフェースや
ロングバッテリー、打ちやすいキーボード、

137
00:10:41,174 –> 00:10:45,812
有機ELディスプレイの搭載によって
目立った弱点がなく、

138
00:10:45,812 –> 00:10:50,283
モバイル向けノートパソコンとしては
万人におすすめ出来る端末だと思います。

139
00:10:50,283 –> 00:10:54,521
以上が、
ThinkPad X1 Carbon Gen 12のレビューでした。

140
00:10:54,521 –> 00:11:01,327
最後に、この動画が気に入りましたら、
ぜひ「いいね」と「チャンネル登録」を
よろしくお願いします。

141
00:11:01,327 –> 00:11:04,531
ご視聴ありがとうございました。


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