1
00:00:08,141 –> 00:00:10,443
こんにちは、みくちゃんねるです。
2
00:00:10,443 –> 00:00:16,850
USB規格とThunderbolt規格は仕様が似ていて、
分かりづらいなと感じたことはないでしょうか?
3
00:00:16,850 –> 00:00:21,621
今回は、USBとThunderboltの
関係性について見ていきます。
4
00:00:21,621 –> 00:00:31,898
USBとThunderboltの関係性をグラフィカルに
把握することで、互換性に関する注意点等も含めて、
規格の違いをより理解出来るようになります。
5
00:00:31,898 –> 00:00:36,736
なお、この動画は過去に投稿した
こちらのシリーズの続編となります。
6
00:00:36,736 –> 00:00:46,980
過去動画をまだご覧になっていない方は、
本動画の内容がより理解出来るようになりますので、
まずはこちらの動画をご覧になることをおすすめ致します
7
00:00:46,980 –> 00:00:58,391
また、USBの規格で迷わないための情報を今後も
発信していきますので、続きが気になる方は、ぜひ
高評価とチャンネル登録をよろしくお願いいたします。
8
00:00:58,391 –> 00:01:00,627
それでは、始めていきます。
9
00:01:03,997 –> 00:01:07,567
今回は、こちらの図を使って解説していきます。
10
00:01:07,567 –> 00:01:22,515
この図を理解することで、USB規格を主導している
USB-IF、Thunderbolt規格を主導している
Intelについて、それぞれがどのように関わっていて、
そして進化していっているのか理解出来るようになります
11
00:01:22,515 –> 00:01:33,693
なお、破線オブジェクトとなっているUSB 1.0、
USB 1.1、Thunderbolt、Thunderbolt 2に
関しては、今回の動画ではあまり触れません。
12
00:01:33,693 –> 00:01:39,299
今回の動画では、端子の形状がUSB Type-Cのものを
対象に解説していきます。
13
00:01:39,299 –> 00:01:49,342
全体像の把握という意味で載せてはいますが、
破線オブジェクトの規格にはUSB Type-Cの
形状のものが存在しないため、今回は除外します。
14
00:01:49,342 –> 00:01:52,612
まずは、この図の見方から説明していきます。
15
00:01:52,612 –> 00:02:00,20
縦に区切られた破線を境界として、
左側がUSB規格、右側がThunderbolt規格です。
16
00:02:00,20 –> 00:02:05,792
それぞれ、自分自身よりも上方向に
繋がっている規格との下位互換性を持っています。
17
00:02:05,792 –> 00:02:13,533
例えば、USB 3.2 Gen1は、USB 2.0との
互換性がある、という見方になります。
18
00:02:13,533 –> 00:02:19,773
なお、この動画で言う互換性は、
基本的にはデータの転送速度のことを指しています。
19
00:02:19,773 –> 00:02:27,414
DP Alt Modeや給電能力などの機能/性能については
オプションという位置付けになっています。
20
00:02:27,414 –> 00:02:42,629
オプションについては、古い規格から対応していた
としても、メーカーや製品によってまちまちで、
より新しい規格の製品が必ずしも対応しているとは
限らないため、それぞれの機器やケーブルの仕様を
確認する必要があります。
21
00:02:42,629 –> 00:02:51,571
調べるのが面倒くさいという方向けには、
動画の最後のほうで推奨規格をご紹介していますので、
ぜひ参考にしてみてください。
22
00:02:51,571 –> 00:03:00,113
転送速度は、基本的にはケーブルと
それらを繋げる機器の中で、最も転送速度の遅い規格に
合わせて動作します。
23
00:03:00,113 –> 00:03:10,590
例えば、PC:USB 3.2 Gen2
スマートフォン:USB 3.2 Gen1
ケーブル:USB 2.0 のような場合
24
00:03:10,590 –> 00:03:18,998
これらすべてが対応している規格は、USB 2.0
となるため、転送速度は480Mbpsとなります。
25
00:03:18,998 –> 00:03:25,939
さて、ここで特に注意が必要なUSB規格が、
USB 3.2 Gen2x2です。
26
00:03:25,939 –> 00:03:30,844
この規格は、他の規格の互換性の
考え方からは少しズレています。
27
00:03:30,844 –> 00:03:36,750
図の通り、原則として、
この規格を継承している後継規格は存在しません。
28
00:03:36,750 –> 00:03:46,993
そのため、上位規格から見た場合、この規格への
準拠はオプションという位置付けとなるため、
製品が対応しているかは個別に確認が必要です。
29
00:03:46,993 –> 00:03:50,430
これは、Thunderboltであっても例外ではありません
30
00:03:50,430 –> 00:04:08,348
例えば、この規格よりも高速な規格である、
USB4 Version 1.0やThunderbolt4などと
同時に使用した場合、20Gbpsではなく、これら
すべてが互換性を持っているUSB 3.2 Gen2の
10Gbpsが上限となります。
31
00:04:08,348 –> 00:04:13,953
なぜ上位規格がUSB 3.2 Gen2x2との
互換性が必須となっていないのか。
32
00:04:13,953 –> 00:04:25,799
それは、Thunderbolt規格が初めてUSB Type-Cの
形状を採用した際、USB側の規格のベースとして、
USB 3.2 Gen2が採用されたためです。
33
00:04:25,799 –> 00:04:37,844
USB4 Version 1.0やThunderbolt 4では、
Thunderbolt 3がベースとなっているため、
USB 3.2 Gen2x2との互換性は置いていかれました
34
00:04:37,844 –> 00:04:45,985
そのため、この規格の製品をすでに持っているなど、
特別な理由が無い限りは、選ばない方が無難だと思います
35
00:04:45,985 –> 00:04:54,694
とはいえ、USB 3.2 Gen2x2の製品は
多くは出回っていないので、多くの方々に
とってはあまり影響はありません。
36
00:04:54,694 –> 00:05:04,804
というのも、USBは新しい規格が登場しても、
初期段階では価格が高いなどで、
普及するまでに数年単位の期間を必要とします。
37
00:05:04,804 –> 00:05:12,879
この規格を採用している製品は、
登場当時に比較的高価だったハイエンド、
フラッグシップモデルが中心です。
38
00:05:12,879 –> 00:05:25,258
そのような製品群は、その後に登場した
Thunderbolt 3へ準拠するようになり、
また低価格帯の製品ではUSB 3.2 Gen2あたりで
頭打ちになっている場合が多いです。
39
00:05:25,258 –> 00:05:36,469
現在では、普及帯モデルを中心に、
USB 3.2 Gen2x2を飛ばして、
USB4 Version 1.0を採用し始めている
製品が増えています。
40
00:05:36,469 –> 00:05:42,609
今後も、この規格に対応した製品を
積極的に出してくるメーカーは多くないと思われます。
41
00:05:42,609 –> 00:05:47,180
続いて、Thunderbolt 3規格以降の
規格についてみていきます。
42
00:05:47,180 –> 00:05:59,392
Thunderboltは何でも出来る最上位規格である
というイメージをお持ちの方も多いと思いますが、
Thunderbolt 3については、USB規格と同様に
製品によって性能差があります。
43
00:05:59,392 –> 00:06:11,438
例えば、Thunderbolt 3の最大転送速度は
40Gbpsですが、その半分の20Gbpsしか
出せなくても、Thunderbolt 3と
名乗ることが出来ていました。
44
00:06:11,438 –> 00:06:24,384
Thunderbolt 4からはそのような差が無くなり、
多くの方がご認識されているように、
同じデータ転送速度内では、オプション機能含めて
すべてが利用出来る、最上位の位置付けになります。
45
00:06:24,384 –> 00:06:33,760
そのため、転送速度やその他の機能への対応有無を
気にする方は、Thunderbolt 4/5を
選択することをおすすめします。
46
00:06:33,760 –> 00:06:49,809
なお、USB4 Version 2.0とThunderbolt 5に
ついては、一定の条件下に置いて、最大転送速度が
120Gbpsにまで向上しますが、過去動画で
解説済ですので、今回は省略します。
47
00:06:49,809 –> 00:07:04,691
USB4 Version 1.0とThunderbolt 4以降は、
お互いの規格が歩調を合わせながら進化していっており、
サンダーボルトで出来る機能の一部をオプション扱いに
したものがUSB4規格という関係性になっています。
48
00:07:04,691 –> 00:07:15,735
転送速度だけを気にする場合はUSB4でも問題は
ありませんが、ドッキングステーションや複数モニターを
接続して使おうと思っている方などは注意が必要です。
49
00:07:15,735 –> 00:07:26,880
どの機能に対応しているかは製品によるため、
よく分からなかったり、調べるのが面倒な方は、
Thunderbolt 4以降のサンダーボルト規格を
選ぶ方が無難です。
50
00:07:26,880 –> 00:07:43,630
なお、製品を選ぶ際の注意点として、
特にUSBケーブルにおいては、性能、品質の観点で
怪しい製品も多く流通していますので、
当チャンネルでは、信頼できるメーカーの中から
選ぶことを強くおすすめしています。
51
00:07:43,630 –> 00:07:54,207
こちらの動画で、当チャンネルがおすすめしている
メーカーや購入する際に注意すべき点などを詳しく
解説しておりますので、気になる方はぜひご覧ください。
52
00:07:57,10 –> 00:07:58,411
いかがでしたでしょうか。
53
00:07:58,411 –> 00:08:01,648
この動画が製品選びの参考になれば嬉しいです。
54
00:08:01,648 –> 00:08:08,154
このチャンネルでは、パソコンやガジェット関連の
レビュー、解説動画を中心に投稿しています。
55
00:08:08,154 –> 00:08:16,463
この動画が気にいった方、パソコンや
ガジェット関連に興味のある方は、
ぜひいいねとチャンネル登録をよろしくお願いします。